ハゲている人や薄毛の人にあうとなんとも微妙な心持ちがします。それはハゲがどうこうではなくて、コンプレックスを直視するのが辛いからです。私は女ですので、ハゲていませんし、薄毛ではありません。しかし、私は私でコンプレックスをもっています。例えば顔がむくみやすく、肉がつきやすいこと。アンパンマン顔なんですね。
不調のときは人に会うのも億劫になるほどです。ですのでコンプレックスを持つ辛さは痛いほど分かります。そして、おそらく強いコンプレックスをもつ人ほど、他人のコンプレックスに対しても敏感に察するものだと思います。ですのでコンプレックス持ちの私は、他人のコンプレックスを垣間見たときに触れてはいけないものを見てしまったようで、目を背けたくなるのです。他人は自分を映す鏡だと言いますからね。
これはハゲや薄毛に悩んでいる人にも通じる話だと思います。コンプレックス持ちの私は、それを手放すことの難しさを知っているので、軽々しく、自信をもって!とは言えませんが、もう少し自分に対しても、他人に対しても寛容でありたいと思います。少しくらいハゲでもデブでもブスでもいいのじゃないかなと。完璧な人のほうが少ないのですから。