高価なシャンプーや育毛剤を使っているのに、どうしても髪のボリュームが出ない、薄毛が目立ってしまうと悩んでいる方は、トリートメントの使い方を見直す必要があるかもしれません。トリートメントは傷んだ髪を補修し、艶を与えるために不可欠なアイテムですが、その使用方法を誤ると、薄毛の大敵であるペタンコ髪を助長してしまう恐れがあります。特に、髪が細くて柔らかい猫っ毛の方や、加齢によって髪のハリが失われてきた方にとって、トリートメントの残留や重さは致命的です。正しい手順と量を守るだけで、翌朝のスタイリングのしやすさが劇的に変わることを知っていただきたいと思います。まず徹底すべきは、トリートメントをつける場所です。基本的にトリートメント剤は、髪の中間から毛先にかけてのダメージが気になる部分にのみ塗布するようにしてください。もし、根元付近や頭皮にまでベッタリとつけてしまうと、有効成分である油分やシリコンが頭皮に付着し、毛穴を塞いでしまう可能性があります。毛穴が詰まると健康な髪が生えにくくなるだけでなく、根元の髪がコーティングの重みで立ち上がらなくなり、頭頂部のボリュームが失われてしまいます。耳から下、あるいは毛先数センチのみに揉み込む意識を持つだけで、根元のふんわり感は守られます。次に重要なのが、すすぎの工程です。しっとり感を残したいという思いから、すすぎを軽めに済ませてヌルヌル感を残している方がいますが、これは薄毛対策としては間違いです。余分なトリートメント剤が髪や頭皮に残っていると、それが酸化して頭皮トラブルの原因になったり、髪を重くして束感を出してしまったりします。髪が束になると、隙間から地肌が見えやすくなり、薄毛が進行しているように見えてしまうのです。トリートメントの効果は髪の内部に浸透させる時間で決まるものであり、表面に残す量で決まるものではありません。塗布してから数分置いた後は、ヌルつきがなくなるまでしっかりと洗い流すことが、軽やかでボリュームのある髪を作る秘訣です。また、トリートメントをつける前の水気切りもポイントです。髪がびしょ濡れの状態だと、トリートメント成分が水分で薄まってしまい、効果が半減するだけでなく、液垂れして頭皮に付着しやすくなります。シャンプー後は手で優しく髪を絞り、余分な水分を切ってからトリートメントを塗布しましょう。
トリートメントの使い方次第で髪のボリュームは変わる